今回のテーマは【設計担当に聞いておいた方がいい3つのこと】
これから住宅購入をお考えの方や間取り等にお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
一般的な話となるのですが、設計担当たるもの施主の為にいい設計をしようと思うと、家族構成や生活時間帯のパターンなど、プライベートに関するお話しをお聞きする必要があります。
そこから垣間見えるものを、設計に活かしていくのですが、知り合って間もない設計担当にプライベートなことを伝えるのは、抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか?
施主側としては、伝えたことは設計に上手に取り込んでもらいたいところですので、しっかりと要望を汲み取ってくれる担当かどうかというのは気になるところですね。
特にここで取り上げたいのは、中年オジサンが設計担当のケースについてです。
中年オジサンの設計士って、属性でいえば私がまさに当てはまりますw
貫禄もあり設計という難しいことも任せられそうな安心感がある反面、主婦目線からしたら、家事や育児のことを理解してくれそうなのかという不安はないでしょうか?
安心できるかもしれないけど厄介そうなのも【中年オジサン】なのです。
設計担当に聞いておいた方がいい3つのこと
そこで設計担当に聞いておいた方がいい3つのことは、
- 家事を自主的にするか?
- 子育て歴があるかどうか?
- 住居が持ち家かどうか?
この3点です。
ジェンダーレスなど、昨今のプライバシー保護の事情もあり、多少聞きづらそうに感じますが、全く問題ないと思います。
施主だってプライベートな情報をさらけ出すわけですから、設計担当も自分のプライベートについては、多少は施主にさらけ出す必要はあると私は思うからです。
①~③について、今の私はどれも経験があるのですが、過去の私にはどれも当てはまらない時期がありました。
これらの経験がないがゆえの力不足を、過去の自分には感じています。
なぜ3つのことを聞いておく必要があるのか?
答えは簡単で、【共感に勝る理解力】はないからです。
また、共感は経験でしか得ることができません
家事に消極的で、子育ての忙しさを知らず、家を所有する大変さを経験していないオジサンが、主婦の要望を腹の底から理解できるでしょうか?
中年オジサンを例に挙げてしまいましたが、他の年代・性別においても同様のことは言えます。
家事に関しては、優先度や重要度が個人ベースで違うと思うのですが、設計側とするとついつい合理的な考えを押し付けがちになってしまいます。
実は、動線処理においても非合理性の方が大事だったりすることもあるのです。
子育てに関しては、一番手を焼く幼児ぐらいまでの時期へ配慮しておくことが重要なのですが、『子供はすぐに大きくなりますから』と言って、一番大事な時期のケアのための配慮を、欠いてしまいがちなこともあります。
【大事な3年】と【そうでもない3年】の存在があることを、設計側は知っておくべきですね
持ち家に関しては、近所への配慮などの周辺環境の重要性や、住宅ローンを組むプレッシャー(長期の支払い期間や金融機関からの社会的評価)、一番の違いは、住宅を買う経験をすることによって、住む側の観点に寄り添えるようになることです。
これらを満たしていない設計担当が、問題あるからダメというわけでは決してありません。
誰しも人は未経験から始まるので仕方がないと思います。
設計担当の経験のない分野においては、担当に理解を深めてもらえるという前提に立たず、時には強引でも、要望を担当に実現してもらう必要はあり、そこに遠慮はいらないということです。
施主が充分に信頼がおける設計士に設計を任せられる状況でないのであれば、以上の3つのことを担当に確認し、聞き取りや実現に不足してしまいそうなことに関しては、施主側で予防線を張れるようにしておいた方がよいかと思います。
要望を実現するために
今回は【設計担当に聞いておいた方がいい3つのこと】として、
- 家事を自主的にするか?
- 子育て歴があるかどうか?
- 住居が持ち家かどうか?
上記の3点を聞いておくことが、要望の実現のコツであることを紹介いたしました。