今回は、1級建築士でもある私がおすすめのオプション工事をご紹介します。
設計士がおすすめするオプション工事
私がおすすめするオプション工事が、こちらです。
画像を見ただけでは、・・・?となる方もいらっしゃるかもしれません。
これは、洗濯機用混合水栓です。
混合水栓とは
水とお湯の両方が出る水栓のこと(蛇口)
以前は節水も含め、風呂水の利用を推奨する声も多くありました。
しかし、実際のところ、家族で利用した後の風呂水はそれなりの汚れがあります。
この水を選択に使うのは、ためらいがありませんか?
仮に、洗う工程の際に風呂水を使ったとしても、すすぎ工程で水道水を使う人が多いと思います。
けれども、全自動洗濯機の場合、切り替えのタイミングのために最悪洗濯機にはりついていなければなりません。
お湯で洗濯をするメリットとは
お湯で選択するのには、
- 汚れが水洗いと比較にならない
- 乾きがいい
- 雑菌の繁殖を抑える
- 洗剤を選ばずに済む
といった4つのメリットがあります。
(私の実感とネットの意見を参考にしました。)
①汚れ落ちが水洗いと比較にならない
私の趣味は、草野球です。
野球をするとやはりユニフォームが汚れてしまいます。
しかし、よほど頑固汚れでなければ下洗いしなくても、お湯を使った洗濯だけで綺麗になります。
また、襟元の皮脂汚れも、そのまま洗濯するだけでOKです。
②乾きがいい
これはわたしの実感ですが、水洗いより早く乾くように感じています。
汚れ落ちの良さで繊維の表面積が増えるから?などと想像もできますし、洗濯後の温度が高めなので、乾く湿度・温度まで早くアプローチをするからでしょうか。
また、部屋干しだと乾きの早さを特に実感できます。
部屋干し独特のあの嫌なにおいも発生しにくいです。
③雑菌の繁殖を抑える
これに関してはニオイが1つのバロメーターになります。
お湯を使った洗濯では、ニオイのもとになる雑菌のエサになる皮脂汚れをしっかり落とせるので、ニオイの減少効果が得られるわけです。
やっぱり、毎日着ている服に雑菌がついてるのは、なんか嫌ですよね。
④洗剤を選ばずに済む
私も水洗い時代は、
- においがつかない
- 水に溶けやすい
- 菌の繁殖を抑える
などに注目し、目を皿にして洗剤選びをしていました。
けれども、お湯で選択するとほぼこれらの問題がクリアになるので、洗剤選びに迷わなくなりました。
また、お子さんがいらっしゃる家庭だと、洗剤で肌荒れに悩まされることも多いと思います。
お湯での洗濯であれば、自然由来成分の洗剤でも十分汚れは落ちるので安心です。
このように、お湯での洗濯には多くのメリットがあります。
さらに、調べていて初めて知ったのですが、お湯での洗濯をするのは世界では当たり前の感覚だそうです。
日本でなんで普及しないのか考えたら、桃太郎のように川で洗濯…といった残像があるから?かもしれませんね。
昨今では、給湯器の省エネ化も進んでいるので、洗濯もお湯を使っていいのではと個人的には思います。
洗濯機用混合水栓のすすめ
当社では、建築させていただく住宅には、混合水栓を標準装備しています。
しかし、一般的な建売業者ではオプション扱いになってくるかと思います。
追加費用は、3~5万円程度(配管費も含めて)です。
高く感じる方もいらっしゃるかと思いますが、費用対効果の高さを実感できるはずですので、是非一度、検討してみてはいかがでしょうか。